結婚を決める前に確かめておくこと

BEFORE YOU DECIDE

結婚を決める前に確かめておくこと

香港の方との結婚を考えている。あるいは、ご家族が香港の方と結婚すると言っている。反対したいわけではないけれど、相手のことをほとんど知らない——そういう状態でのご相談をお受けしています。

疑うためではありません

このページは、相手を疑うための手順を書いたものではありません。聞いている話と、確かめられる事実が合っているかどうか。それを見るだけです。

合っていれば、安心して進められます。確かめた結果、何も出てこないというのは、良い結果です。むしろ、そのために依頼される方のほうが多くいらっしゃいます。

日本国内なら、自然に分かっていたこと

国内での結婚であれば、相手の勤め先も、家族構成も、住んでいる場所も、付き合いのなかで自然に見えてきます。共通の知人がいれば、そちらからも伝わります。

相手が香港にいると、その経路がありません。相手を信じているかどうかとは別に、確かめる手立てが手元にないというだけのことです。

香港の結婚の進み方については

交際から結婚までの段取り、両家の関わり方、住まいの決め方など、香港での結婚の考え方については 香港人の結婚観・恋愛観 にまとめています。相手の言動が理解できないと感じている段階であれば、まずそちらをご覧ください。

このページは、その先——決める前に事実を確かめておきたいという段階のご案内です。

01確かめる前に、決めておいていただきたいこと

ご相談をお受けする前に、いくつか考えておいていただきたいことがあります。いま答えが出ていなくてもかまいません。ただ、一度も考えないまま結果を受け取ると、手元に事実だけが残って動けなくなることがあります。

  • 何が分かれば、安心できますか — 「全部知りたい」ではなく、具体的にどこが引っかかっているのかを言葉にしてみてください。多くの場合、心配は2つか3つに絞れます。
  • 分かったことを、どう使いますか — 自分の中で納得するためなのか、家族に説明するためなのか、相手と話すためなのか。用途によって、必要な確かめ方が変わります。
  • 確かめたことを、相手に伝えますか — 伝えるつもりがあるなら、そのことを前提に進め方を考えます。伝えないなら、結果をどう抱えるかを決めておく必要があります。
  • 思っていたのと違う結果だったら、どうしますか — 結婚をやめるのか、条件を変えて話し合うのか、それでも進むのか。決めておく必要はありませんが、想像はしておいてください。

ご家族からのご依頼の場合

ご本人ではなく、そのご両親やご兄弟からのご相談も多くお受けしています。この場合、もうひとつ考えておいていただきたいことがあります。

結果をご本人にどう伝えるかです。何も出なかった場合はまだしも、そうでなかったとき、「調べた」という事実そのものがご本人との関係に影響します。

実際にあるのは、確認した内容よりも「勝手に調べられた」ということのほうが問題になるという展開です。ご本人に伏せたまま進めるのか、あらかじめ話しておくのか。ここはご相談の段階で一緒に考えます。

結婚をやめさせるための調査ではありません

反対する材料を探してほしい、というご依頼はお受けしていません。確かめるのは事実であって、結論ではありません。出てきた事実をどう受け止めるかは、ご本人とご家族が決めることです。

02聞いている話と、確かめられること

お相手から聞いている話の項目ごとに、確認できる範囲が違います。香港は会社の情報が公開されているため、仕事に関わる部分は比較的確かめやすい土地です。一方、私的なことは分からない部分が多く残ります。

聞いている話確かめられること
聞いている話勤め先の会社名と役職 確認その会社が実在し、登記されているか。その住所で事業が動いているか。役員として名前があるかどうかは、登記から確認できます。従業員としての在籍そのものは確認できません。
聞いている話自分で会社を経営している 確認公司註冊處(Companies Registry)の登記で、その会社の設立年、株主、取締役を確認できます。ここは香港でいちばんはっきり分かる部分です。
聞いている話住まいの場所 確認その住所が実在するか。建物の様子、出入りの状況。誰と住んでいるかまでは確認できません。
聞いている話家族構成 確認公開されている記録から家族関係を確認する方法はありません。本人の説明以外の裏づけは、原則として取れないとお考えください。
聞いている話これまでの結婚歴 確認第三者が確認する方法はありません。下の注記をご覧ください。
聞いている話収入や資産 確認口座や保有資産を調べることはしていません。会社の登記に出資者として名前がある場合、その範囲は分かります。

婚姻状況の証明について
香港には婚姻状況を証明する書類(Certificate of Absence of Marriage Records)がありますが、これはご本人しか取得できません。当社が代わりに取ることはできず、そのように説明する業者があれば、その方法は正規のものではありません。
どうしても確認が必要な場合は、お相手ご自身に取得していただくという方法になります。国際結婚の手続きでは、いずれ必要になる書類でもあります。

分かりやすいのは、仕事の側です

表をご覧いただくと分かるとおり、香港では仕事や事業の実態のほうが、私生活より確かめやすくなっています。会社の登記が公開されているためです。

「香港で会社を経営している」「役員をしている」という説明については、その会社が実在するか、いつ設立されたか、誰が出資しているかまで確認できます。お相手の説明と登記の内容が食い違う場合、そこが最初の手がかりになります。

逆に、家族構成や過去のことは、公開された記録からは分かりません。そこは、お相手ご自身に尋ねていただくしかない領域です。

ご相談の多い場面です

03お金の話が出ているとき

先にお伝えしておきます。香港では、結婚を考える段階でお金の話が具体的に出ること自体は普通です。住まいの費用の分担、式の費用、双方の家族への支援。生活の条件が厳しいぶん、先に決めておかないと話が進まないという事情があります。

ですので、お金の話が出た、というだけでは何の判断材料にもなりません。気をつけるべきなのは、話の中身のほうです。

  • 01 出資や投資を求められている 事業への出資、共同での購入、有利な投資先の紹介。会社の名前が出ている場合は、その会社が実在するか、いつからあるか、誰が出資しているかを登記から確認できます。ここは確かめやすい部分です。
  • 02 急な事情で立て替えを頼まれた 家族の医療費、事故、手続き上のトラブル。金額が徐々に増えていく、返済の話が先送りになる、会う約束が同じ理由で流れる。回数と時期の記録を残しておいてください。
  • 03 送金や口座の名義を頼まれた お金を預かって別の相手に送ってほしい、口座を貸してほしい、荷物を受け取ってほしい。これはご自身が罪に問われる可能性のある行為です。相手との関係にかかわらず、応じないでください。

確かめられるのは、話の裏づけです

お金の話そのものを調べることはできません。口座の動きも、送金の先も、こちらからは見えません。確かめられるのは、その話の背景として説明されていることが事実かどうかです。

会社の名前が出ているなら、その会社は登記されているか。事業として動いているか。本人が言うとおりの立場にあるか。ここが食い違えば、話の前提が崩れます。

すでに送ってしまった場合

まず、ご利用の金融機関と、お住まいの地域の警察へご相談ください。送金の停止や、被害の届け出は時間との勝負になります。当社への相談より先です。

そのうえで、相手の実在や所在を確かめる必要が出た場合に、当社がお役に立てることがあります。ただし、お金を取り戻すこと、相手と交渉することは行っていません。弁護士法で定められた領域であり、調査会社が立ち入るべきものではないためです。

同じような状況のご相談として、香港にいる相手に送金してしまった もあわせてご覧ください。

04進め方と費用

ご相談は無料です。日本語で、日本の窓口が承ります。お名前を伏せたままでもかまいません。

まず、お相手についていま分かっていることをお聞かせください。お名前の漢字と英字の表記、勤め先や会社の名前、住まいの地区、これまでに聞いている経歴。断片でかまいません。

伺ったうえで、確かめられる項目と、確かめられない項目を分けてお示しします。そのうえで、どこまで確認するかを決めていただきます。会社の登記を確認するだけで済むご相談も、実際には少なくありません。

費用は、確認する項目の数と範囲で決まります。登記の確認が中心であれば短期間で済み、現地での確認を含めるとその分の日数が必要になります。書面にてお見積りをお出しし、重要事項説明書を交付して、契約書を取り交わしてから着手します。

報告書には、確認できたことと確認できなかったことを分けて記載します。どう受け止めるかという判断は書きません。それはご相談者が決めることだからです。

05よくあるご質問

結婚前に相手を調べるのは、失礼ではないでしょうか

そう感じて迷われる方は多くいらっしゃいます。ただ、日本国内での結婚であれば、相手の勤め先も家族構成も、付き合いのなかで自然に分かっていきます。それが分からないのは、相手に問題があるからではなく、確かめる手立てが手元にないからです。信じるかどうかとは別の話として、事実を揃えておくという位置づけでご依頼を受けています。

相手に知られることはありませんか

ゼロだとお約束することはしません。ただ、確認の中心は公司註冊處の登記など公開されている記録で、相手方に接触することはありません。ご本人に伝わる経路として多いのは、確認そのものより周囲です。ご家族や共通の知人にご相談された時点で伝わることがあります。

どのくらいの期間がかかりますか

会社の登記の確認が中心であれば短期間で済みます。住まいや勤め先の実際を現地で見る場合は、その分の日数が必要です。お相手の氏名の表記が分かっているかどうかでも変わります。香港では同姓同名が多く、対象を一人に絞り込む作業に時間がかかることがあるためです。

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本ページは総合探偵社トラストジャパン(香港・マカオ担当)が作成しています。当社は日本で探偵業の届出をしている事業者です(埼玉県公安委員会 第43210012号)。
最終更新:2026年9月

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