資料で分かることは、もう調べ終えているはずです
香港の市場規模、消費支出の傾向、業界の統計。こうした数字は、調査会社のレポートや公的な統計で手に入ります。すでに目を通されているという前提で、このページを書いています。
それでも稟議が通らない、あるいは自分の中で判断が固まらないとしたら、足りないのは数字ではありません。その数字が、実際の街のどういう景色に対応しているのかが分からないからです。
香港で、特に見誤りやすいこと
地区によって客層がまったく違います。同じ香港島でも、中環(セントラル)と銅鑼湾(コーズウェイベイ)では歩いている人が違い、価格の感覚も違います。九龍側に渡ればさらに変わります。「香港の消費者」という括りが、実務ではほとんど役に立ちません。
もうひとつは賃料です。香港は出店にかかる費用が重く、その負担が価格に反映されています。日本での価格帯をそのまま持ち込むと、想定していた客層と合わないことがあります。棚に並んでいる競合の価格を見れば、その地区で通用する帯が分かります。
