マカオは、香港とは別の制度です
「香港・マカオ」とひと括りで語られることが多いのですが、制度としては別の地域です。法律も、公用語も、会社の登記の仕組みも違います。
そのため、香港でできることが、そのままマカオでできるとは限りません。ここを曖昧にしたまま「香港・マカオ対応」と掲げるのは、実務上あまり誠実ではないと考えています。
公司註冊處(Companies Registry)で登記が公開されており、会社名や登記番号から内容を確認できます。英語での照会が通り、会社の数も多い。会社秘書役の事務所が登記住所になっている例が多く、実際の事業所とは別であることが珍しくありません。
商業登記の制度がありますが、香港とは別の系統です。公用語は中国語とポルトガル語で、書類もその言語で作られます。会社の数は香港より大幅に少なく、事業の構成も観光・娯楽の関連に偏りがあります。
マカオ単独のご依頼は多くありません
実際にお受けするご相談の多くは、香港の取引を確認する過程で、マカオの法人が出てきたという形です。関連会社としてマカオの登記が出てくる、支払いの経路にマカオが入っている、といった場面です。
その場合、香港側と併せて確認するほうが効率が良く、費用も抑えられます。マカオだけを切り離して調べる必要があるかどうかは、ご相談の段階で一緒に判断します。
