マカオの取引相手と、その資金の出どころ

法人のお客様へ|マカオ

マカオは、香港とは別の制度です

「香港・マカオ」とひと括りで語られることが多いのですが、制度としては別の地域です。法律も、公用語も、会社の登記の仕組みも違います。

そのため、香港でできることが、そのままマカオでできるとは限りません。ここを曖昧にしたまま「香港・マカオ対応」と掲げるのは、実務上あまり誠実ではないと考えています。

香港

公司註冊處(Companies Registry)で登記が公開されており、会社名や登記番号から内容を確認できます。英語での照会が通り、会社の数も多い。会社秘書役の事務所が登記住所になっている例が多く、実際の事業所とは別であることが珍しくありません。

マカオ

商業登記の制度がありますが、香港とは別の系統です。公用語は中国語とポルトガル語で、書類もその言語で作られます。会社の数は香港より大幅に少なく、事業の構成も観光・娯楽の関連に偏りがあります。

マカオ単独のご依頼は多くありません

実際にお受けするご相談の多くは、香港の取引を確認する過程で、マカオの法人が出てきたという形です。関連会社としてマカオの登記が出てくる、支払いの経路にマカオが入っている、といった場面です。

その場合、香港側と併せて確認するほうが効率が良く、費用も抑えられます。マカオだけを切り離して調べる必要があるかどうかは、ご相談の段階で一緒に判断します。

確かめられること

登記から分かることと、現地に行って分かることを突き合わせます。香港での進め方と、考え方は同じです。

確かめること分かる内容
商業登記の内容 会社が登記されているか、設立の時期、登記上の所在地。登記に記載されている役員や出資者について、取得できる範囲で確認します。
登記住所の実際 その住所が事業所として使われているのか、共用の場所なのか。現地で見なければ分かりません。
事業の稼働 看板の有無、人の出入り、営業している時間帯。聞いている事業の内容と釣り合っているかを見ます。
香港側との関係 実務上、ここが最も材料の出るところです。同じ人物や同じ住所が香港の登記に現れるか。関連する法人がつながっているか。香港の登記は公開されているため、そこから辿れます。
公開されている記録 係争や清算に関する記録が公開されている範囲で確認します。

ここから先は、確かめられません

このページの投函名に「資金の出どころ」と書いていますが、意味する範囲を正確にお伝えしておきます。

確かめられるのは、登記に記載されている出資者と、表に出ている関係までです。誰が実質的にその会社を動かしているのか、名義の背後に誰がいるのかは、登記からは見えません。

そして、お金そのものの流れは追えません。口座の内容、送金の経路、資金の使途。いずれも当社が取得できるものではありません。これは香港でもマカオでも同じです。

未公開の財務数値、締結済みの契約の内容、事業の許認可に関する内部の事情。これらも同様です。「マカオなら特別なルートがある」ということはありません。そう説明する業者があれば、その方法は正規のものではありません。

それでも、分かることには意味があります

登記上の出資者と、香港側とのつながり。この2つが見えるだけで、相手の会社がどういう位置にあるのかは、かなり絞れます。

実際に多いのは、登記された時期が取引の話が出た時期と近い、あるいは香港の関連会社と役員が重なっているといった形で、説明との食い違いが出てくる場面です。断定はできませんが、確認を続けるかどうかを判断する材料にはなります。

進め方と費用

ご相談は無料です。日本語で、日本の窓口が承ります。まず、相手方の社名と、聞いている事業の内容、取引の経緯をお聞かせください。登記番号が分かっていれば、確認は短く済みます。

伺ったうえで、確かめられることと確かめられないことをお伝えします。登記の確認だけで判断がつく場合は、その旨を申し上げます。現地での確認まで必要かどうかは、内容によります。

書面でお見積りをお出しし、重要事項説明書を交付して、契約書を取り交わしてから着手します。マカオでの確認は、当社が受任し、当社の責任で行います。

費用について、正直に申し上げると

マカオ単独のご依頼は、香港と比べて日数の見通しが立てにくい面があります。案件の数が少なく、香港ほど動きの型が定まっていないためです。

一方、香港側の確認と併せてご依頼いただく場合は、効率が上がります。香港からマカオへは日帰りで往復できますし、香港の登記から辿れる部分も多くあります。マカオだけを切り離すより、費用が読みやすくなります。

よくあるご質問

マカオだけの調査も依頼できますか

お受けしています。ただし、香港側の確認と併せたほうが材料が出やすく、費用も抑えられる場合が多くあります。相手方の会社が香港にも関連の登記を持っているケースが珍しくないためです。ご相談の内容を伺って、マカオだけで足りるかどうかをご提案します。

マカオの登記はどこまで取得できますか

商業登記の制度があり、取得できる範囲で内容を確認します。ただし香港の公司註冊處とは別の系統で、書類は中国語とポルトガル語で作られます。取得できる項目や手続きは香港と同じではありません。ご依頼の前に、何が確認できて何ができないかを具体的にお伝えします。

カジノやIRに関わる会社について調べられますか

公開されている登記の範囲であれば、他の会社と同様に確認します。ただし、営業の許認可に関する内部の事情や、事業者の内部で起きていることを確認する方法はありません。「マカオなら特別なルートがある」ということはなく、そのように説明する業者があれば、その方法は正規のものではありません。

CONTACT|ご相談ください

香港・マカオのことで、まずご相談ください。

0120-280-050海外から +81-48-284-3101/ご相談は無料です

本ページは総合探偵社トラストジャパン(香港・マカオ担当)が作成しています。当社は日本で探偵業の届出をしている事業者です(埼玉県公安委員会 第43210012号)。
最終更新:2026年9月

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